以前は、人のために足踏みばかりしていた。 少し前まで、人のために足踏みするのを嫌っていた。 人のために待っていることも自分のためということはわかっていても、損が大きすぎるのは寿命をちぢめる。 切り捨てることはかんたんなのだ。 「さよなら」の4…
「あなたが優しければいい」 なんて 別の人間になってと言うようなもの
まだこんなところにいるのです。 前と見える景色はぜんぜん違うのだけれど、 何周もして上から見たら同じところにいる 螺旋階段にいるようで。 上の段もこれからひとつひとつ踏みしめていくのに、 今いる低さだけにとらわれている。 2016年9月18日 涼しくな…
「数字じゃないのよ」 あのひとは言った。 星を見つけたいひとがいるから 星が見つかる。 世の中にあるものは みんなそうやってできている。
境界なんてないのです。 誰かが考えやすいようにつくったもの。 あなたの好きな高さで考えていいのです。
あるだけで意味があるときもあった。何かの意味になりますように。
今朝は昨日の続き。 終わらなかった夜の続き。
一緒にいて傷をなめ合うよりも、 ひとりで居たほうが 少なくとも周りには ひとりでも立っていられると思われる。
10月17日 夜
ずっと同じ傾斜の坂などないのです。 9月29日12時13分
命綱と思えていたものを手放せるのは、ほかの命綱を自分の手でつかめると思えるから。 9月26日 20時45分
白には白の 黒には黒の 美しさがあって 混ざってしまえば それぞれの美しさに 気づけない 星の見えない夜8時
ふり返ってから意味のわかることも あるのです 走っているときは道をはずれないように 行き先を忘れなければいい 夏の去った雨上がりの夕方 18時
今見ている幸せは むかし見た幸せの影 9月13日 目に優しい曇り空 午後3時42分
次々とあらわれる波が 白波となって崩れていくのです 砂浜に残った跡で 波の形は思い出せるでしょうか 9月13日 お茶とコーヒーと 午後3時34分
同じ道を通ってちがう景色を見てきたのか 別の道をたどってきたのか 目的の場所は同じかもしれません 9月6日 明るい曇り空 11時00分
周りも辛いことがあっただろうとわかっているのに沈むのが止まらない 一度だけ沈んでみたらいい 口を閉じて つらければ小さく開けて 底にじっとしているのはむずかしい 9月1日 雨の朝8時16分
面白くなくても 受け入れなければならないときは、 おいしいものを食べます。 いっしょに 飲みこめそうだからです。 8月30日 雨の中を帰ってきた 夜8時56分
知らないとできないと思うことだってあるのです。 8月30日 夜8時2分
同じ風景を見ても心に残るところはちがうのです 8月27日 暑さの戻った昼1時3分
思い出の品を見えないようにしまいました。 置いていくには後悔しそう 目につけば迫ってきそう 8月26日 夜8時3分
今はできないことをだれかがやってくれている。 8月25日 涼しくなった朝8時21分
違いばかり見つかるときは、 忙しすぎる。 8月25日 夜中の12時37分
揃っていようといなかろうと 真剣さは変わりない。 8月22日 11時47分 残暑の日射し
流れ出るところができると、 入り込むものも変わってきます。 8月20日 午後7時31分 夜風にあたりながら
ふらふらしているときに、 ハンドルを離せない。 力が入るともっと難しくなるのに、 りきんでしまう。 8月16日11時34分
真昼の光ではまっすぐな影のものが 西日ではでこぼこがあるとわかるときがあるように 朝日では何なのかがわかるかもしれない。 8月13日 夜11時05分
開け慣れていたはずの窓を開けた。 今までよりくっきりとした景色が見えた。 あるのに気づかなかった矢印が伸びた。 8月13日 午前11時5分
過去をすてることは自分をすてることではない。 時の流れに見つけるのか、 今の網目に見つけるのか。 8月11日 まだ明るい4時14分
いつまでも景色が変わらないと思ったら、 ガラス窓の向こうに描かれた絵でした。 鏡の裏に何が描かれているのか 考えながら行動するのはつかれました。 8月7日 雲のない夜空の下 9時6分