七年後の空中ブランコ

わたしは今までに身を置いたことのない状況にいます。 わたしはこのブログが早く終わることを望んでいます。 このブログが続くということは、わたしの状況が変わっていないということだからです。 (最初の記事「前書き」より抜粋)

2015-01-01から1年間の記事一覧

生まれる

10月17日 夜

今はどこ

ずっと同じ傾斜の坂などないのです。 9月29日12時13分

命綱と思えていたものを手放せるのは、ほかの命綱を自分の手でつかめると思えるから。 9月26日 20時45分

混ざると交ざる

白には白の 黒には黒の 美しさがあって 混ざってしまえば それぞれの美しさに 気づけない 星の見えない夜8時

後で

ふり返ってから意味のわかることも あるのです 走っているときは道をはずれないように 行き先を忘れなければいい 夏の去った雨上がりの夕方 18時

影絵

今見ている幸せは むかし見た幸せの影 9月13日 目に優しい曇り空 午後3時42分

残るのは

次々とあらわれる波が 白波となって崩れていくのです 砂浜に残った跡で 波の形は思い出せるでしょうか 9月13日 お茶とコーヒーと 午後3時34分

どこへ

同じ道を通ってちがう景色を見てきたのか 別の道をたどってきたのか 目的の場所は同じかもしれません 9月6日 明るい曇り空 11時00分

沈む

周りも辛いことがあっただろうとわかっているのに沈むのが止まらない 一度だけ沈んでみたらいい 口を閉じて つらければ小さく開けて 底にじっとしているのはむずかしい 9月1日 雨の朝8時16分

やけ食い

面白くなくても 受け入れなければならないときは、 おいしいものを食べます。 いっしょに 飲みこめそうだからです。 8月30日 雨の中を帰ってきた 夜8時56分

限界

知らないとできないと思うことだってあるのです。 8月30日 夜8時2分

写生会

同じ風景を見ても心に残るところはちがうのです 8月27日 暑さの戻った昼1時3分

守りたいもの

思い出の品を見えないようにしまいました。 置いていくには後悔しそう 目につけば迫ってきそう 8月26日 夜8時3分

うらやましいのは

今はできないことをだれかがやってくれている。 8月25日 涼しくなった朝8時21分

どの目で

違いばかり見つかるときは、 忙しすぎる。 8月25日 夜中の12時37分

もちもの

揃っていようといなかろうと 真剣さは変わりない。 8月22日 11時47分 残暑の日射し

出口あってこそ

流れ出るところができると、 入り込むものも変わってきます。 8月20日 午後7時31分 夜風にあたりながら

乗るには

ふらふらしているときに、 ハンドルを離せない。 力が入るともっと難しくなるのに、 りきんでしまう。 8月16日11時34分

影、影、影

真昼の光ではまっすぐな影のものが 西日ではでこぼこがあるとわかるときがあるように 朝日では何なのかがわかるかもしれない。 8月13日 夜11時05分

見えたもの

開け慣れていたはずの窓を開けた。 今までよりくっきりとした景色が見えた。 あるのに気づかなかった矢印が伸びた。 8月13日 午前11時5分

居るところ

過去をすてることは自分をすてることではない。 時の流れに見つけるのか、 今の網目に見つけるのか。 8月11日 まだ明るい4時14分

見通せれば

いつまでも景色が変わらないと思ったら、 ガラス窓の向こうに描かれた絵でした。 鏡の裏に何が描かれているのか 考えながら行動するのはつかれました。 8月7日 雲のない夜空の下 9時6分

おんがえし

したことというのは ちゃんと かえってくるものです。 8月7日 14時28分

きらきらゆらゆら

水の中でひざを抱えてすわって 息を止めて もれてくる空気の泡だけを 見ているときがあります。 ほんとにしたいことは何か 確かめたい。 思いもよらぬ何かが 浮き上がってくるのを 期待しているのかも しれません。 8月4日 夜9時38分 歩きながら

本当

まっすぐな重い短剣で切り分けたときにカチンと当たるものが骨なのかどうか。 8月4日午後1時45分

自分の核をなしているものなど 自分ではわかっているつもりになっている だけかもしれない。 8月4日 夜中の1時3分

踏み切る

感謝の気持ちを考えるには後ろを見なければならないのだけど 前にしっかりと踏み切るには 後ろを固めておくことは大事。 8月2日 昼の12月34分

目覚めあるいは眠り

なにかに目覚めたときは わたしの中のなにかが死んだように思えてならないのです。 あるいは深い眠りについただけなのかもしれませんが、 知るすべもないのです。 8月1日 夜11時50分

もやの橋

まだ引き返せない道に入ったことなど 信じられないのですが、 どうやら意識せぬうちに もやで見えなかった橋を 渡ってしまった ようです。 7月30日 夜11時5分

岸から

舟が少しずつ岸から離れていく。 大した風もないのに少しずつ。 手を伸ばせば、と思ったときには腰まで浸からなくては届かないところに、 腰まで浸かったときには泳がなくては届かないところに流れている。 漕ぎ手は仰向けになり脚を組んで顔に本をかぶせ寝…